3月26日、『Kicker』は「レアル・マドリーに所属しているドイツ代表MFサミ・ケディラは、今シーズン終了後にチームを離れる意思を明確にした」と報じた。
シュトゥットガルトで活躍したのち、2010年にレアル・マドリーに加入したサミ・ケディラ。スペインの舞台でも活躍は見せたものの、継続的に怪我を負ったためになかなか安定した立場を築きあげることが出来なかった。
2013-14シーズンはわずか13試合の出場に留まり、契約終了まであと1年となったために移籍の噂が大きく流れた。
特にアーセナルとの関係については、一時は合意に至ったとも報じられるほどであったが、最終的には移籍に至らず。一説にはケディラが求める条件が高かったためであるとも言われている。
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督はケディラの残留を希望していると明言していたが、同じドイツ代表MFのトーニ・クロースが加入したこともあり、ポジション争いが激化。
クロアチア代表のルーカ・モドリッチは既に欠かせない存在となっており、ケディラはアシエル・イジャラメンディとともにチームでそれほど重要な存在になれていない状況にある。
契約については今年6月30日で満了を迎えるため、他のクラブと直接交渉をすることも可能。ケディラは『kicker』に対して今季限りでチームを離れる意向であることを明言した。
サミ・ケディラ
「これはレアル・マドリーと対立するような判断ではないよ。僕は自分のキャリアの新しいステージに進み、成長し続けたいと思っているんだ。
まだ他のいかなるクラブとも合意はしていないよ。現時点ではどこにでも行く可能性がある。素晴らしいチームで、素晴らしい時間を過ごした。僕は今後の数週間、チームを助けるために出来る限りのことをするよ」