イングランド3部相当「リーグ・ワン」に所属するクラブ、レイトン・オリエントが粋な計らいを見せた。

先週末行われたリーグ戦のポート・ヴェイル戦での出来事だ。

通常であれば、選手たちは少年少女と手を繋いでピッチへと登場する。いわゆる「マスコットキッズ」というやつだ。

目を輝かせ、緊張気味にスタジアムへと足を踏み入れる子供たちの姿はまさに天真爛漫。サッカーというスポーツに新たな彩りを加えてくれる。

しかしこの日選手とともにブリスベン・ロード登場した人物の齢は、少なくとも「キッズ」と呼ぶには相応しいものではなかった。

Orient's mascot on Saturday has been hitting the headlines - http://www.leytonorient.com/news/article/os-mascot-hits-the-headlines-2365401.aspx
Posted by Leyton Orient Football Club on 2015年3月30日

この男性の名はロイ・ウィリアムス。60歳になるレイトン・オリエントのサポーターである。

では、なぜ60歳のこの男性が選手たちをエスコートしたのだろう?

英国『Telegraph』によれば、ウィリアムスさんの息子やその友人が用意した誕生日プレゼントであるそうだ。

試合は結局3-1でレイトン・オリエントが勝利。ウィリアムさんはクラブのタリズマンとなったようだ。

年配のサポーターがマスコットを務めるケースは、一般的にそう多いわけではない。しかし、クラブに長く愛を誓ってきたサポーターにこうした機会を提供する文化も今後もっと見てみたいものである。

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