4月21日、『La Stampa』や『La Repubblica』など各メディアは「カリアリから今季2度目の辞任を発表したズデネク・ゼーマン氏は、チームが自分の求めるサッカーをしていなかったと話した」と報じた。

今季一度解任になり、3月に復帰してきたゼーマン氏であるが、成績を上向かせることに失敗し、21日に再び辞任を表明した。決断の理由として、自分の教えるサッカーが出来なかったということをあげている。

ズデネク・ゼーマン

「私は上手くやれると確信していたので戻ってきた。エンポリとの試合の前半は、私に正しい答えをくれた気がした――しかし、その後のクオリティはこのレベルには達しなかった。

それは勝ち負けの問題ではない。しかし、私が教えようとしているサッカーが出来るかどうかという点については問題だ。

チームは成功しなかった。そして、私は彼らに違う方法でプレーするチャンスを与えることが公平であろうと思った。

私は、このチームは救われるだろうと確信している。しかし、それは私によってではない。

監督が何を見たいかと言えば、自分が求めたものを日曜日にやってくれるかどうかだ。それ以外には何もない。自分の決定には、それ以外の理由は何もない」

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