ズデネク・ゼーマン
「多くの人々を失望させてしまったことは申し訳ない。しかし、私は常に最善を尽くしてきた。
チームが私の求めるサッカーをするところを見ることは出来なかった。成功しなかったのならば、それは私の誤りでもある。チームの信頼を失った。我々はリーグで最高のチームではない。
良い組織があれば、我々は良い競争が出来ただろう。そして、それが最近不足していた。私はスタイルを持ち込もうとしていた。そして、シーズンの初めには1万人のファンが訪れてくれた。
まだチームは救われる機会があると思う。私以外の元でね。私が退任することで、クラブや若い選手達に成功する機会を与えたい。
チームが劣っていると思うのは間違いだ。もし劣っているのならば、サン・シーロで4-1という結果は手に入れられなかった。
我々は、私のスタイルをプレーしていた。しかし、今は違う。私は時々システムを間違えた。しかし、それでも常に最善は尽くしてきた。これはあらゆるチームに起こりうることだ。
ピッチ内外問わず、私が理解しているものからはかけ離れてしまった。そう考えると、この仕事を続けるのは意味がないと思ったのだ。
良いシーズンを過ごすだけの力があるヤングスターと経験ある選手で、チームは構成されている。今はショックが必要なんだ。それを間に合わせるためには今しかなかった。
チームは最後まで戦い続けなければならない。私は彼らをずっと追い続けていくだろう。このチームは私の一部になっているんだ。
(先日のファンとの対立が影響した?)
それとは全く無関係だ。私は多くの経験をしてきたし、これらのことはフットボールにおいて起こり得るものだ。
しかし、ファミリーがスタジアムに行くことを思いとどまらせるような、過激なグループがいる。その状況は改善するためになんとかしなければならないよ。
大部分のファンは本物のサポーターだ。そして、彼らはチームを助けたいと思っている」
カリアリから2度目の退任を決めたゼーマン、過ちを認める
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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