4月23日、『Marca』は「リーガ・エスパニョーラのマラガは、ガラタサライから借りているモロッコ代表MFノルディン・アムラバトの買い取りを行うための350万ユーロ(およそ4億5000万円)の支援を求めている」と報じた。
アンダルシア地方の有力クラブとして知られるマラガ。2010年にカタールの王族であるシャイフ・アブドゥラー・ビン・ナースル・アル・タニ氏がオーナーとなり、2011-12シーズンには4位という素晴らしい順位を獲得するなど、ビッグクラブに成長していくのではとも期待された。
ところがその後オーナーが突如投資を渋るようになり、昨年夏にはクラブを手放すことも示唆するなど経営にタッチしなくなっていった。
マラガはそのために資金難に陥り、そのために重なった債務によってUEFAのコンペティションから除外される処分を受けるなど、近年は苦しい状況が続いている。
その状況の中で今季は7位と好成績をあげているものの、今季25試合で5ゴール4アシストと活躍し中心選手となっているノルディン・アムラバトをチームに残すだけの資金がないとのことで、CEOのビセンテ・カサド氏は外部からの支援を求めた。
ビセンテ・カサド マラガCEO
「(アムラバトの買い取りにむけた動きについて)
これはマラガにとってはあまりにも高額なお金だ。我々は350万ユーロ(およそ4億5000万円)を持っていない。
そのため、我々は外部の投資家に支援を求めようと思う。アムラバトと契約するために。それは我々が必要とするものだからだ。
我々はアムラバトを保持するために戦っている。しかし、外からの投資なしにはそれはとても難しいのだ。
今季アブドゥラー・アル・タニは100万ユーロ(およそ1億3000万円)しか投資してくれなかった。以前は1億ユーロ(およそ130億円)を入れてくれたが、それは止まってしまった。適応するのは難しい。
我々はその時代からの再構築を行っている最中であり、さらにあの時からの借金を返している段階なのだ。
(監督のハビ・グラシアについて)
彼が監督で居てくれて本当にうれしいよ。目的は常にチームを強化していくことであるが、今季は我々の予想を超えていた。
良い形でシーズンを終えたい。それはヨーロッパの舞台に進むこと、そして我々の目的を果たすことを意味している」
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