5月を迎え、Jリーグを始めとした春秋制の各国リーグは補強に乗り出すクラブが少しずつ現れる時期となった。

ただ、この時期は移籍市場がまだ開いていないため、補強を画策している多くのクラブはどのクラブにも所属していない「フリーの選手」を獲得することになる。

例えば、本日一部メディアで報じられたようにヴァンフォーレ甲府がかつて活躍したブラジル人FWバレー(33)を獲得するというニュース。バレーは中国の天津泰達を退団して以降フリーの状態だったため、甲府は彼にアプローチすることができたと言える(※クラブからの公式発表はまだ)。

そこで今回はアジアでプレー経験があり、現在所属クラブがなく、かつ実力のある選手たちをご紹介したい。また今回は「Jに来るかも知れない度」の評価(5段階)も取り入れてみた。

マルシオ・リシャルデス

国籍:ブラジル
ポジション:MF
年齢:33歳
前所属: 浦和レッドダイヤモンズ(JPN)

かつてアルビレックス新潟や浦和レッズで活躍し、J屈指のプレーメーカーと言われた攻撃的MF。プレースキックを得意としており、過去にはFK、CK、PKでハットトリックを記録し、英国メディアに紹介されたこともある。

肝心の本人はブラジルに帰国しており、トレーニングに励んでいるとのこと。そろそろ所属クラブが決まるのではないかと筆者は予想している。そして一部では日本の数クラブから接触があったとの噂も。

実力はあるだけにJへの早期復帰の可能性は高い。

【Jに来るかも知れない度】★★★★★

サビア

国籍:ブラジル
ポジション:FW
年齢:33歳
前所属:松本山雅FC(JPN)

2011シーズンに当時スイス2部のFCファドゥーツからJ2の栃木SCに加入し、昨シーズンは松本山雅でプレーしたブラジル人FW。

決定力の高さが魅力だったが松本山雅では本領発揮とは言えず、わずか1年で退団することに。年齢や得点以外の貢献度を考えると厳しいところだが、得点力不足に悩むJ2クラブが獲得に動く可能性は十分考えられる。

【Jに来るかも知れない度】★★★★

【次ページ】元名古屋、元C大阪のMFもフリー