6日行われたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝1stレグ。

バイエルンのジュゼップ・グアルディオラ監督は試合後、「我々が試合をコントロールしていた」と話しつつも、勝利したバルセロナに称賛の言葉を送った。

4シーズン間バルセロナを率い、チームに14ものタイトルをもたらしたグアルディオラ監督。退任後、チームを率いてカンプ・ノウに訪れるのはこれが初めてだった。

自身もカタルーニャに生まれ、プレーヤーとしても大半をバルセロナで過ごした。そのため、他のクラブを率いてカンプ・ノウに凱旋するこの日は特別思うものもあったはず。

グアルディオラ監督はどのような表情で、またどうようなタイミングでカンプ・ノウのピッチに現れたのだろうか?映像で見てみよう。

この日グアルディオラ監督は、CLアンセムがスタジアムに鳴り響いてからピッチ脇へと登場した。CLアンセムというのは、先発メンバーがピッチ上に整列した際に流れる。観客だけではなく世界中の視聴者の注目が一気に集まるタイミングだ。

そんなアンセムの音が終えるのをまるで待っていたかのようなタイミングで、グアルディオラ監督はひっそりと登場した。廊下を歩く際一瞬カンプ・ノウのモザイクを気にするような顔を見せるが、基本的には表情に変化はない。

これは推論になるが、むしろできるだけ目立たない登場の手段を選択した印象さえある。

旧友ルイス・エンリケとの握手もこんな感じ。できるだけ感情を押さえこみ、接触は最低限に控えている。

世界中のメディアがグアルディオラのカンプ・ノウ凱旋に注目したが、世界屈指の策略家はいたってクールな表情を貫いたのだった。

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