5月14日、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーは「元アメリカ代表GKブラッド・フリーデルが今季限りで引退する」と公式発表した。
ブラッド・フリーデルは1971年生まれの43歳。5月18日に誕生日を迎え44歳となる。
1997年にコロンバス・クルーからリヴァプールに加入して以降イングランドで活躍を続け、ブラックバーン・ローヴァーズ、アストン・ヴィラ、トッテナム・ホットスパーでプレーしてきた。
鋭い反射神経を武器にスーパーセーブを連発するキーパーとして知られ、アメリカ代表でもワールドカップを3度経験するなど、ティム・ハワード以前に守護神を務めていた。
昨季は42歳でありながらもトッテナムと契約を延長し、アメリカ担当のアンバサダーの役割を兼任。ワールドカップでは解説者を務め、今季はピッチ上だけでなくメディアでも活躍していた。
ブラッド・フリーデル
「自分のキャリアにおいて手にした栄光は、信じられないほどに誇れるものだ。最初に旅を始めたときには、これほど長いものになるとは思わなかった。私は23シーズンもプレーし、いくつかの素晴らしいクラブに所属した。
私がこれで失うものは、スタッフや仲間の選手との日常的な関係だ。それは全く好ましいものではないけれど、44歳の誕生日を迎えて、これが最適なタイミングだと思った。私はFOX TVのために働くという素晴らしいチャンスを目の前にしているし、UEFAプロライセンスも取得した。
また、アメリカに注目しているスパーズのアンバサダーとしても契約している。私はスタッフやフロントといい関係を作ってきた。従って、私はクラブに役立てるように努力する。
私はここで素晴らしい時間を過ごしてきたし、その中で偉大な人々と出会ってきた。素晴らしいクラブであるし、4年間その一部で居られたことを誇りに感じている」
なお、フリーデルは現在プレミアリーグで最年長選手であるため、来季はレスターのマーク・シュウォーツァーが後を継ぐ形になる可能性が高い。もちろん、引退や降格がなければであるが…