ドルトムントはSCフライブルクからスイス人GK、ロマン・ビュルキを獲得したことを発表した(入れ替わるように、GKズラタン・アロメロヴィッチのカイザースラウテルン移籍も決定)。

昨年のW杯終わりにグラスホッパーからフライブルクに加入したビュルキは24歳。今季ブンデス全34試合にフル出場した。チームは最終節でハノーファーに敗れ無念の降格となってしまったが、好GKが揃うブンデスにおいても印象的なプレーを見せていたのは確か。

そんなビュルキの2014-15シーズンをデータ面で振り返ってみよう。

引用するのは先日『sportingintelligence』が発表した14-15シーズンの欧州トップ30GKで公表してくれたデータ。

これによれば、ビュルキは今季5大リーグのGKにおいて、あのデ・ヘアよりも上位の14番目にランクされている。名立たるGKが揃うブンデスにおいても、ゾマー(ボルシアMG)、ノイアー(バイエルン)、フェールマン(シャルケ)に次ぐ4番手という高レーティングをマークしている。

具体的にはこのような値になる。

出場時間:3060分(34試合フル)
47失点(1試合平均1.38)
122セーブ(ブンデス1位)
セーブ率72.189%(ブンデス4位)
クロスをキャッチしようとした回数:104
キャッチ成功数:102
キャッチ成功数:98.077%
パンチング率:14.050%

このなかで、セーブ数はリーグダントツの値。ノイアーはリーグ最少の48セーブしか記録していないことから、ビュルキがいかに多くのシュートを浴びていたことが窺える。にも関わらず失点数はマインツと並び上位9番手だったのは、彼の貢献も大きかったはずだ。

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