6月21日、『Gazzetta dello Sport』は「イタリア・セリエAのACミランは、ゼニト・サンクトペテルブルクに所属しているベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルの獲得を検討している」と報じた。
アクセル・ヴィツェルは1989年生まれの26歳。スタンダール・リエージュの下部組織で育ち、若くしてレギュラーに定着し活躍を見せたボランチとして知られる。
2011年に移籍したベンフィカで結果を残した後、2012年にロシア・プレミアリーグのゼニト・サンクトペテルブルクに4000万ユーロ(現在のレートで56億円)で移籍した。
ミランは先日から獲得に動いていたモナコのフランス代表MFジョフレイ・コンドグビアの獲得に失敗した可能性が高いと言われており、その代わりとしてヴィツェルの引き入れを検討しているとのことだ。
ゼニトのオーナーはロシアのエネルギー関連企業ガスプロムであり、このところの資源価格下落による経済危機の影響を受けていることから、ヴィツェルに関しても放出には前向きであると言われている。
しかし価格はそれでも3000万ユーロ(およそ42億円)程度であるとのことで、ミランはより安価なダニエレ・バゼッリ(アタランタ)、アンドレア・ベルトラッチ(ジェノア)も候補としているとのこと。