チェコで行われているUEFA U-21欧州選手権。グループAではデンマークとドイツが準決勝進出を決め、それぞれ来年のリオ五輪への出場権も手に入れた。

第1戦でゴールをマークするなどデンマークU-21代表において、存在感を見せているのがMF、ピオーネ・シストゥ。

デンマーク1部のFCミッテュランでプレーするシストゥは1995年生まれの20歳。スーダン人の両親のもとウガンダで生まれながら、生後2か月でデンマークへ移住した経歴を持つ。

育成に定評があるミッテュランで台頭し、将来性を高く評価される逸材である。多くのクラブが興味を示していると伝えられてきたが、デンマークの『bt』によればここにきてアヤックスが接近しているという。

アヤックスはシストゥ獲得に向けて、4500万デンマーククローネ(約8.3億円)を準備しているとのこと。シストゥ本人は「誰もがアヤックスは偉大なクラブだと考えると思う。考慮するだろう。それ以上のことは分からない」、「もちろん大きなことにトライすることへの野望はあるよ。僕とFCミッテュラン、両者にとっていい機会なら」などと述べたそうだ。

アヤックスとデンマークの繋がりは深い。今大会のデンマークU-21代表のメンバーでもあるFWヴィクトル・フィッシャーはミッテュランユースからアヤックスユースへ引き抜かれた選手。シストゥも同じ道を辿ることになるのだろうか。

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