いよいよ本格化を迎える夏の移籍市場。
それにあわせて英紙『Mirror』がプレミアリーグのチームにおける「夏移籍の最高のシーズン、トップ10」という記事を配信していたので紹介する。
補強選手は即戦力だけでなく、将来性を見込んだ若手も含まれており、ある程度時間が経ってから本当の評価が見えてくることだろう、とのこと。
期間は2002年からで、放出選手は考慮せず獲得した選手に限ってランク付けしたという。なお、注釈については、意訳となっていることを了承いただきたい。
10位、マンチェスター・ユナイテッドの2005年
主な加入者:エドウィン・ファン・デル・サール、パク・チソン
ベテラン守護神ファン・デル・サールの獲得でファーガソンはついにシュマイケルの後継者問題に決着をつけた。パクはアジア支配を目論むマーケティング部門の欲求を満たす存在以上となった。規律正しく、疲れ知らずのパフォーマンスでファーガソンの信頼をすぐに勝ち取り、ファーガソンの究極のビッグゲームプレイヤーのひとりになった。
9位、アーセナルの2008年
主な加入者、フランシス・コクラン、アーロン・ラムジー、サミル・ナスリら
獲得に1200万ポンド(現レートで約23億円)を要したとされるナスリはデビューからわずか4分でゴール。3年後に2500万ポンド(現レートで約48億円)でマンチェスター・シティへ去るまでキープレイヤーになった。当時17歳にして高く評価されていたラムジーは2010年に重傷を負うもそれを克服し、いまやガナーズの中盤に欠かせぬ主軸となった。一方、昨季まで多くのローンを経験したコクランは、加入から7年越しでついに重要な選手に。
8位、マンチェスター・ユナイテッドの2011年
主な加入者:フィル・ジョーンズ、アシュリー・ヤング、ダビド・デ・ヘア
ファーガソンが引き入れたこの3人はこの4年に渡り素晴らしい尽力を提供し続けている。当時19歳だったデ・ヘアなどは明らかなギャンブルであり、3人には予想以上に高い金を払ったかもしれない。だが、この3人は信頼に値するたくましい仲間たちであり、大失敗ではない。