3位、チェルシーの2014年
主な加入選手:セスク・ファブレガス、フィリペ・ルイス、ジエゴ・コスタ、ディディエ・ドログバ、ロイク・レミら
セスクとコスタはすでにプレシーズンの段階からフィットを見せ、チームは最初から最後まで昨季のプレミアを冷酷なまでに支配してみせた。セスクはプレミアリーグを経験しているあてになる選手であり、コスタについてはその汚さも含めプレミアにすぐにはまるスキルがあることをモウリーニョは十分承知していた。また、モウリーニョはお気に入りドログバも取り戻した。
2位、マンチェスター・シティの2010年
主な加入選手:ダビド・シルバ、ヤヤ・トゥレ、ジェームズ・ミルナー、ジェローム・ボアテング、アレクサンダル・コラロフ、マリオ・バロテッリら
2008年にクラブを買収したアブダビ・ユナイテッド・グループのもと、この年は本物のワールドクラスのタレントを獲得し、2度に渡るプレミア制覇の基盤を築いた。ダビド・シルバとヤヤ・トゥレはこの5年におけるプレミアのベストパフォーマーであり、コラロフはDFの主力、ミルナーは目立たないヒーローであったし、バロテッリでさえその力を発揮する瞬間があった。
1位、フラムの2008年
主な加入選手:マーク・シュウォーツァー、ゾルターン・ゲラ、アンドラニク・テイムリアン、ジョン・ペイントシル、ボビー・ザモーラ、アンディー・ジョンソン、ディクソン・エトゥフ、デイヴィッド・ストックデイル、ジュリアン・グレイ、トニ・カリオ、パスカル・ツーバービューラー、フレデリク・ストーア
ロイ・ホジソンの2008年夏は忙しかった。素晴らしい形でプレミア残留を成し遂げると、すぐさま選手獲得に乗り出した。そして、チームは2年後にはELファイナルにまで上り詰めることになる。この年連れてきた全ての選手がヒットしたわけではないが、非常にソリッドな2人のGKに、経験のあるゴールスコアラーであるザモーラとジョンソンに加え、素晴らしい選手層を手に入れた。この年7位と躍進すると、翌2009-10シーズンはELで破竹の勢いで決勝にまで進出し、フラムファンは最高にエキサイティングなシーズンを味わった。アトレティコとの決勝には2008年に獲得した選手のうち4人が先発に名を連ねている(ベンチ入りも含めると6人)。
残留争いからわずか2年でELファイナリストになったという意味でこの年のフラムがビッグクラブを抑えてNo.1にランクされているようだ。