トルコ1部(シュペル・リギ)に昇格したアンタルヤスポルが話題だ。6月にカメルーン代表FWサミュエル・エトーと3年契約を果たした後は、ロナウジーニョの移籍合意報道も飛び出した(ロナウジーニョは最終的にフルミネンセへ移籍)。
バルセロナを再構築する
ギュルテキン・ゲンジェル会長は、トルコの『Ligtv』に向かって「私の後継者が、5年後にはメッシを獲得することを願っている。」と発言、2006年から2008年頃のバルセロナを再構築したいという野望を明かした。早速、下記の様な動画が作られるなど世界的な反響は大きいものとなった。
アンタルヤスポルは元バルセロナ守護神で現在はマンチェスター・ユナイテッドでプレーするビクトル・バルデスも狙っているという話もあり、上述のエトー、ロナウジーニョと合わせて黄金時代のメンバー3人が揃う可能性もあった。ここまで来ると、次はプジョル、デコ、監督にライカールト…再構築の話は本気度が増していく。
1万人の街に4万人のスタジアム
ギュルテキン会長は「私たちの街は1万人しかいませんが、既に4万人(実際には33032人)収容の新スタジアムを建設しています。」と続ける。現在は7083人収容のアクデニズ・ユニヴェルシテシ・スタディユムを使用しているが、2015年秋にも完成する新スタジアムは約5倍もの収容能力を持つ。
現地紙『ASpor』によると、42のロッジ、16のビュッフェ、太陽光パネルつきの開閉式屋根、広大な商業スペースを持つ新スタジアムはアンタルヤスポルの財政において重要なソースになるという。「新・国立問題」で揺れている日本も見習いたいぐらいの優秀な施設だ。