アーセン・ヴェンゲル監督

「(シーズン最高の判断は?)

正直に言うのかい? 試合を終えて家に帰るときはいつも、その日うまくいったこと、うまくいかなかったことを考える。自分自身に対して正直であることを学んできたと思っている。

私はミスを犯す。しかし、チームが一貫性を持って改善しているときは「正しいことをしている」と感じる。

重要なのは、自分たちがプレーしたいと思うスタイルに対して誠実であれと言うことだ。そうして、人々がエミレーツにやってきて、良い試合を見て、幸せになってくれたと信じている。良いものを観たなという感覚を持って。

(最も楽しんだ日は?)

シーズンで最も楽しんだ日というならば、それは常に良い試合をした夜の前向きな記憶を抱きながら起きた朝だ。前日にうまくやったことを感じ、そして望んだ結果を得られた時は、もちろん幸せなものだ。誰でも、クラブの皆が幸せであって欲しい。

私は今季そのような日を選ぶことが出来るだろうか? トロフィーを勝ち取った後の朝、起きたときのような感覚の日を。

誰もが常に次の試合に備えている。しかし、その瞬間にはまたそれを楽しむことが出来る。仕事をしたと感じ、次に来るものの準備をする。

我々は今コミュニティ・シールドを控えている。それは良い試合になるだろうし、それを競争力あるものにしたいと思っている。その前にはエミレーツ・カップがあり、リヨン、ビジャレアル、ヴォルフスブルクと戦う。

(最も楽しめなかった日は?)

それはチャンピオンズリーグ、ホームでモナコに敗れた日だ。我々よりも良くなかったチームに敗れたと感じた。

それは自分たちで招いた敗北だった。心理的にも精神的にも、良い仕事が出来るレベルにはなかった。その日は必要とされる忍耐が欠けていた」

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