7月25日、『Corriere dello Sport』は「イタリア・セリエAのナポリは、マルセイユに所属しているブラジル代表DFドリアの獲得を検討している」と報じた。
マテウス・ドリア・マセド、通称”ドリア”は1994年生まれの20歳。ブラジルのユース代表では飛び級招集でありながらキャプテンを務めていた選手で、2013、2014年のトゥーロン国際大会連覇を経験している左利きのセンターバックである。
豊かなフィジカルとスピード、圧倒的な闘争心と激しいタックルを備えた選手として知られるが、昨季加入したマルセイユではマルセロ・ビエルサ監督から「私が求めた補強ではない」と公言され、チームから完全に外されることになった。
1月にはブラジルの名門サンパウロに貸し出されたものの、購入オプションは行使されず、今夏マルセイユに戻ってきていた。
ラファ・ベニテスがレアル・マドリーに去ったためマウリツィオ・サリ新監督を迎えたナポリは、現在最終ラインの強化に動いていると言われており、バイヤー・レヴァークーゼンの元イタリアU-21代表DFジュリオ・ドナーティの獲得にも乗り出しているという。
また、ドリアの獲得が不可能だった場合には、ディナモ・キエフのオーストリア代表DFアレクサンダル・ドラゴヴィッチ、クロアチア代表DFドマゴイ・ヴィダにターゲットを移す可能性もあるとのこと。