8月12日、イタリア・セリエAのローマは「マンチェスター・シティからボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコを獲得した」と公式発表した。

メディカルチェックは既に終了しており、正式な契約が結ばれている。条件については詳しく明かされていないものの、各メディアによれば一年のローンで、その料金は400万ユーロ(およそ5.4億円)。

さらにシーズン終了後に一定の条件を満たしていた場合に1100万ユーロ(およそ14.9億円)で買い取りを行う義務が発生するとのことで、以前の報道からは相当に安い価格になっているようだ。

エディン・ジェコは1986年生まれの29歳。2007年に加入したヴォルフスブルクで大きな活躍を見せた長身ストライカーであり、2011年からはマンチェスター・シティに所属しプレミアリーグでも3年連続2桁得点を決めるなど活躍を見せている。

しかし昨季は22試合の出場に留まったこともあってわずか4ゴールと不本意な結果に終わり、さらに今夏ラヒーム・スターリングの加入によって立場が悪化していた。

ローマは親友であるミラレム・ピャニッチの推薦もあってジェコの獲得に動いていることを公言していたが、同時にサバティーニSDは「金銭的にはかなり難しい」とも答えていた。

また先日からは外国人枠が埋まっていることによってジェコを登録できない状況となっていたが、アントニオ・サナブリアをスポルティング・ヒホンに貸し出したことによってようやく契約が可能となった形である。

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