以前、『「アザールはなぜPKが上手い?」ということが一発で分かる写真が話題に』という記事でご紹介したが、アザールのPKの巧みさはボールを蹴る瞬間のモーションに表れている。
Chelsea 2-1 QPR | Premier League match report http://t.co/rRheoZl5Ap (Photo: Getty) pic.twitter.com/1VHOZpKBhR
— Guardian sport (@guardian_sport) 2014, 11月 1
このように、かなり不自然なモーションになっているのだ。
要は、相手GKの重心の反応をギリギリまで見定め、右足だけで蹴っている感じだ。最も大事なのは「直前で瞬時に蹴るコースを変えられること」であり、軸足と上半身がやや不自然なのはそのためだろう。助走を短く取ることで相手GKは駆け引きしづらくもなっているはずだ。
別のPKも見てみよう。
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アザールはまず間違いなく相手GKが左へと動くのを確認してからボールをゴール右隅へと流し込んでいる。きっと、相手の動きをギリギリまで見定めるのにこの助走がベストなのだろう。