『FOX Sports』は「今夏FC東京に加入したオーストラリア代表FWネイザン・バーンズは、Aリーグを離れたことは簡単な決断だったと話した」と報じた。
武藤嘉紀がマインツ05に去り、それと入れ替わるように獲得されたバーンズ。ウェリントン・フェニックスでAリーグMVPに輝いたアタッカーは、先週末のガンバ大阪戦で早くも2ゴール目を決めた。
若くしてギリシャや韓国のリーグも経験したバーンズは、再び海外に出るという決断については簡単なものだったと話したとのことだ。
ネイザン・バーンズ
「簡単な決断だった。僕の目標は(Aリーグに)戻って、上手くやることだった。それを達成したのだから、前に進む時だったんだ。
それはサッカーにおいて最も良いものだ。韓国でのプレーは成功したとは言えないが、それは僕を助けてくれた。新しいことに挑戦し、違う国の文化に触れることで、誰もが常に多くのものを得ることが出来る」
「(アンジュ・ポステコグルー代表監督に相談しなかったと聞いたが)
僕は『自分がどれだけ成長できるか、どれだけ代表チームでの自分を助けてくれるか』という点に基づいて決断したと思っている。もし迷ったならばアンジュ(ポステコグルー監督)の元に行くのかもしれないが、僕にはその必要はなかったよ」
「アンジュは言っている。チームを向上させたいならば、選手はビッグクラブでプレーするべきだと。次のレベルに進むために、僕は海外に戻らなければならなかったんだ。(Aリーグに)留まることも出来た。しかし僕は自分をプッシュしたかった。もう一度国際的なレベルで戦いたかった。
誰もが最高のリーグでプレーすることを目指さなければいけない。我々は野心を持ち、大きなリーグ、大きなクラブでプレーする必要があるんだ」
「(東京はどう?)
鍵は気象条件に適応することだね。我々は午後3時に練習するが、まあとにかく暑い。試合は夜に行われるから、まだ楽なんだけどね。フィットネスの状態は上がってきた。最高の状態に近づいている」
「(日本、韓国、豪州の違いは?)
日本はテクニカルで速いね。ただ、反面フィジカル的なことは全くない。韓国はとにかく走る。Aリーグはフィジカル的だ。そして、日本はテクニカルだね」
「週末には2万~2万5000人のサポーターが来る。ミッドウィークでも1万5000人が来るんだ。彼らは良く歌う。彼らの目前で戦うことが出来るのは素晴らしいことだし、後押しをしてくれる。とてもヨーロピアンな感覚を受けるね」
「(もう一度欧州へ行きたい?)
それはもちろん、いつかその可能性があるならばね」
「我々はJリーグでトップ3になるという野心を持っている。それにチャレンジし、勝ち取るためにね。しかし、何が起こるかは誰も分からないものだよ」