7月9日、Kリーグ・クラシックの全北現代は「ブラジル人FWエドゥが中国2部の河北华夏へと移籍する」と公式発表した。
かつてFC東京でプレーしていたことで知られているエドゥは、今季契約を解除して全北現代に1年+オプション1年という条件で加入。Kリーグの前半戦だけで11ゴールを決め、得点ランキング首位に立っていた。
ところが突然この夏に中国の2部リーグへと移籍することになった。『朝鮮日報』が報じたところによれば、そこには避けがたいまでの経済面での差があったという。
全北でエドゥが受け取っていた給与は17億ウォン(およそ1億8000万円)で、このうち38%が税金として支払われる形であった。そして中国の河北华夏は手取りの400万ユーロ(およそ5億3000万円)と実質5倍近い額を提示し、移籍金も300万ドル(およそ3億6000万円)であったようだ。
河北华夏は先日ワトフォードのナイジェリア代表FWオディオン・イグアロに19億円のオファーを出したことで知られるクラブで、昨年末に中国フォーチュンランドという大手建設会社がオーナーになったことでも知られる。
昨年2部に昇格したばかりの新興クラブであるが、今年はかつてレアル・マドリーやバルセロナを率いたラトミール・アンティッチ監督を招へいしており、1部昇格を争う立場となっている。