23日、WBA戦に出場しチェルシーでのデビューを飾ったFWペドロ・ロドリゲス。

ペドロはこの試合で1ゴール1アシストを記録し勝利に大きく貢献、新天地でのデビュー戦をいい形で終えた。

そんな試合のタイムアップからおよそ20時間後、ペドロは意外な場所にいた。

チェルシーに移籍したはずのペドロが、なぜかバルセロナのトレーニング施設であるシウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールに姿を見せたのだ。

そう、実はこの日、シウタ・エスポルティバのメディアルームでペドロの退団記者会見が行われたのだ。

移籍が発表され、チェルシーの選手として試合に出場しているにもかかわらず以前所属していたチームを公式に訪問するのは相当レアなケースである。さらに、ペドロは前日に公式戦を戦っていた。ウェスト・ミッドランズ州からバルセロナまでは1270kmほどあり、試合後すぐにバルセロナへと出発したと想定できる。

ペドロにとってバルセロナは、自身が育ったクラブ。ペドロは2009年にリーグ戦、カップ戦、スーペルコパ、CL、UEFAスーパーカップ、CWCの全ての大会で得点をあげており、クラブにとっても特別な存在であるはずだ。ある種異例とも思える退団会見は、こうした背景もあって開催されたのだろう。

そして、この退団会見に出席したのはペドロや記者だけではなかった。

ペドロとともにプレーしたバルセロナの選手たちも出席し、ペドロのバルセロナでの最後の言葉を聞いていたのだ。

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