開幕以降、ピリッとしないプレミア王者チェルシー。

先週末行われたクリスタル・パレス戦も1-2と敗れ、これでリーグ戦は早くも2敗目。リーグテーブルでは13位につけている。

そんなチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督にとって、この日の試合はプレミアリーグにおけるホームでの100試合目であった。

記念すべき試合を勝利で飾れず本人は悔しかったに違いないが、それでもこの100戦でモウリーニョ監督が樹立した記録がいろいろと圧巻だったのでご紹介しよう。

プレミアリーグによれば、プレミアリーグ挑戦からのホーム100試合であげた勝ち点では、モウリーニョ監督が史上最多であるという。

その数字は250ポイント。ホームでは平均2.5の勝ち点をあげているのだから驚異的と言う他ない。この数字はアレックス・ファーガソン氏の231上回っており、ラファエル・ベニテス監督やアーセン・ヴェンゲル監督といった名将のたちの遥か上を行く数字だ。

こちらは、2004年から2007年までの第一次チェルシー政権と、2012年から現在までの第二次チェルシー政権の成績を比較したもの(データはホーム99試合消化時)。

60試合を第一次政権で、40試合を第二次政権で戦っているが、黒星の数はわずかに2。モウリーニョといえば2001年から2011年にかけて、足掛け11年間でリーグ戦でのホームゲームで150戦無敗という記録を作ったことで有名だが、やはりホームでの勝負強さは健在であるようだ。

第一次政権と第二次政権では得点力にやや開きがあるが、それでも勝率自体は76.7%と76.9%を記録しており、ほぼ同じ水準を保っている(クリスタル・パレス戦をふまえ、モウリーニョ監督の勝率は76.0%になった)。シーズンによって選手はもちろん違うわけだが、そうした要素もモウリーニョにとってはほとんど関係ないようだ。

なお、モウリーニョがプレミアリーグのホームゲームで敗れたのは一昨シーズンのサンダーランド戦、そしてこの日のクリスタル・パレス戦である。いずれもスコアは1-2であり、試合終了残り10分ほどのタイミングで2失点目を喫している。

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