9月3日、ローマの公式サイトは新加入のドイツ代表DFアントニオ・リューディガーが行った記者会見の模様を報告した。
アントニオ・リューディガーは1993年生まれの22歳。ボルシア・ドルトムントの下部組織で育っていたが、2011年にシュトゥットガルトへ移籍し、プロデビューを果たした長身ディフェンダーである。
昨年はドイツのフル代表にも選出されるなど飛躍の年となり、今夏イタリア・セリエAに挑戦することを選んだ。
加入をお披露目するための会見でリューディガーは記者の質問に答え、ラフプレイヤーであるという噂もきっぱり否定した。
アントニオ・リューディガー
「(アントニオ、今季にはどんな期待を持っている?)
こんにちは。僕はアントニオ・リューディガーだ。僕の野望は、ローマと共に成功を収めること。そして出来る限りのベストを尽くすことだ」
「(ポジションはどこを好む?)
僕はセンターバックだけど、右サイドのフルバックもこなせる。ローマの最終ラインでもプレーできる。僕はルディ・ガルシア監督の戦術的なアプローチは好んでいるし、ハイプレッシャーにも慣れている。ここに来る前に課題もこなしてきたよ」
「(素晴らしいDFだが、技術的には向上の必要があると聞いているが)
僕は22歳だし、誰もが成長するために働き続けなければならない。それはまあ、自然なことだね」
「(ヨーロッパのコンペティションに挑戦するという点では?)
この移籍は、僕個人の観点から見れば非常にポジティブなものだ。僕はビッグクラブに来ることが出来て本当に嬉しいよ」
「(フロジノーネ戦には出られる? また、ベナティアとの比較については?)
僕は昨日練習に戻ったばかりだ。今は何の痛みもない。見通しは明るいよ。でも結局はコーチの判断だからね。
ベナティアはローマで非常に良いプレーをした。しかし、僕はアントニオ・リューディガーであり、僕は僕だ。僕には僕の強みがある」
「(CLでのレヴァークーゼンとの対戦については?)
レヴァークーゼンはとても良いチームだ。彼らは我々のようにハイプレッシャーをかけてくる。しかし、我々は彼らより何も劣ってはいない。結果を得るための能力全てを備えているよ」
「セリエA2試合のローマを見て何を思った? 最終ラインに何をもたらしてくれる?)
もちろんその2試合は観戦したよ。誰もが完全な状況になろうとしている段階なので、シーズンの最初の数試合は最も難しいものだ。
ユヴェントスはとても強いチームだ。とにかく、僕は早く試合で使えるようになって、チームの一員としてプレーしたい」
「(ドイツでは、君はやや荒い選手として知られている。メンタル面に課題は?)
君が何を読んだのか、あるいは聞いたのかは知らないが、僕は冷静な人間だよ。確かに19歳の時に2、3回退場してしまったけどね。しかし時間と共に人は成長し、改善していくものだ」
「(セリエAでの挑戦は君に何をもたらす?)
イタリアは素晴らしい守備をすることで知られている。僕はこのような難しいリーグで多くのことを学べるだろう。ここに来ることが出来て嬉しいよ」
「(ローマでのデビューを飾る準備は出来ている?)
そうだね。出来ていると感じている。ただ、最後にチームを選択するのは監督だよ」