先週末に行われたリーグアン第6節の大一番マルセイユ対リヨン戦では、ある選手に対するファンの行動が話題となっている。

その選手とは、リヨンMFマテュー・ヴァルヴエナである。

マルセイユで長くプレーしていたヴァルブエナは2014年に退団し、ディナモ・モスクワへと移籍した。結局ロシアでのプレー期間は1シーズンのみであり、この夏リヨンへの加入が決定していた。

ここまでリーグアンの全試合に出場するなど、新チームでも確かな信頼を掴んでいたヴァルブエナ。しかし、そんなヴァルブエナを許さなかったのがマルセイユのファンだった。

スタッド・ヴェロドロームにヴァルブエナの名がアナウンスされると、大ブーイングでそれに反応した。

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ヴァルブエナは8年間に渡りマルセイユでプレーし、ディナモ・モスクワへと移籍する際には退団会見で涙していた

マルセイユへの愛情はファンにも伝わっていたはずなのだが…ヴァルブエナが選んだ新たな活躍の場は、マルセイユファンにとっては受け入れられないものだったのだ。

スタジアムの外ではマルセイユ時代のヴァルブエナのユニフォームが燃やされ、周りのファンたちは止めようとするどころかスマートフォンで撮影し盛り上がってさえいる。

そして、マルセイユのファンたちはヴァルブエナに対してさらなる残忍な対応を見せる。

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