37歳になっても未だ色褪せることのない横浜F・マリノスの中村俊輔。

3日、ユアテックスタジアムで行われたJ1 2ndステージの第13節の先発出場し、試合を決定付ける3点目を直接フリーキックから奪って見せた。

1stステージは負傷もありわずか3試合の出場に留まっていた中村だが、ここまで2ndステージでは12試合に出場しており、これが今シーズンの3点目。ゴールはいずれも“伝家の宝刀”フリーキックであり、この仙台戦で決めたゴールは自身Jリーグでの20得点目であった。この数字は史上最多の数である。

そんな中村がゴールを奪った相手は、2012年から2014年にかけて横浜F・マリノスに在籍した六反勇治だった。

横浜FMを退団後、仙台へと活躍の場を移し、そこで信頼を勝ち取った六反。7月に行われた東アジアカップで日本代表メンバーに初招集されると、9月、10月とここまでワールドカップ予選に向けた招集メンバーに選出されている。

つまり中村はかつての同僚から直接フリーキックでゴールを奪ったことになるのだが、実は今シーズン、現日本代表の3人のゴールキーパー全員をその左足で“攻略”していたのをご存知だろうか?

2ndステージ 第3節 G大阪 対横浜FM(vs 東口順昭)

2ndステージ 第9節 横浜FM 対 浦和(vs 西川周作)

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