先週末のサウサンプトン戦で再び敗れ、今シーズン早くも6敗目を喫したチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督。
モウリーニョ監督としてもこれほどひどいシーズンスタートは初めてのことであるはずだ。
このサウサンプトン戦の敗戦は、先週ミッドウィークに行われたCLポルト戦に続くものだった。つまり、チェルシーは2連敗を喫したことになるのだが、チェルシーはモウリーニョ監督に対して全力のサポートを行っていくという声明を発表している。
The club wants to make it clear that Jose continues to have our full support... http://t.co/cq6ZOAJJee
— Chelsea FC (@ChelseaFC) 2015, 10月 5
チェルシーとしては、モウリーニョへの信頼を公式に表明することで、周囲の雑音を少しでも消したいという狙いがあったのだろう。
しかしそれでも勝負の世界である。このまま結果が出なければチェルシーとしても何かしらのアクションに出る他なく、モウリーニョへのサポートの表明が解任しないということを必ずしも意味しないのだ。
英国『Telegraph』によれば、クラブが不振に喘ぐ監督に対して激励を表明したケースは他にもあるようなのだが、そうした直近16例では、その発表から平均して48.4日後に監督たちは結局解任されており、その48日後というのが11月22日にあたるのだという。
実際に数字を見てみると、カーディフを率いていたオレ・グンナー・スールシャール監督で216日、リヴァプールを率いていたロイ・ホジソン監督で84日政権が続き、短い例でいうと2008年にトッテナムを率いていたフアンデ・ラモス監督は信頼の表明からわずか8日後に解任されたのだという。
11月22日は日曜日であり、チェルシーは前日にノリッジ戦を戦っている。そのため、このタイミングでの解任が統計的には最もありうるというのだが…稀代のカリスマはこうした雑音を結果で黙らせることができるのだろうか。