10月11日、『Stuff』は「ニュージーランド代表DFアビー・アーセグとDFアンナ・グリーンは、なでしこリーグのエルフェン埼玉にローン移籍することが決まった」と報じた。
これについては10日にエルフェン埼玉側から公式にアナウンスされており、すでに両者の間で取り引きは完了している。
アビー・アーセグは1989年生まれの25歳。17歳からニュージーランド代表に入っており、すでに116試合に出場し史上最多キャップ数を保有しているほか、現在は主将も務めているDFである。
クラブレベルではエスパニョール(スペイン)、USVイエナ(ドイツ)、シカゴ・レッドスターズ(アメリカ)と国外でプレーした経験も豊富で、今回はローンでの日本移籍となった。
アンナ・グリーンは1990年生まれの25歳。イングランド生まれであるがニュージーランドで育ち、アデレード・ユナイテッド、シドニーFC(オーストラリア)、ロコモティフ・ライプツィヒ(ドイツ)、ノッツ・カウンティ(イングランド)でプレーしてきたDFである。
彼女もアーセグと同じ時期に代表に呼ばれ、オリンピックとワールドカップに2大会ずつ出場してきた経験を持っている。
日本という新しい舞台への進出が決まったアビー・アーセグは、取材に対して以下のように話し、技術面での向上を目標としていることを明かした。
アビー・アーセグ
(エルフェン埼玉&ニュージーランド代表DF)
「エルフェン狭山はワールドカップの前にオファーをくれた。そして、これは自分にとって論理的な次のステップだった。
シーズンは短いし、オリンピックイヤーに向けてフィットネスを頂点に保っておくために役立つと思う。
私はいつも試合を展開する新しい方法を探すことに興味を持っている。
もし手にした栄光の上に長い間寝そべっていれば――あるいは、長い間立ち尽くしていれば、すぐに時代に追い越されてしまうだろう。女子サッカーは凄いスピードで変化し、進化している。
日本でのプレーは、私に技術面、特に戦術面での成長という機会を与えてくれる。日本は高い精度を持ったプレースタイルで知られている。
私はフットボール・ファーンズ(ニュージーランド女子代表の愛称)の試合に、新しいものを持ち込めることを楽しみにしている」