ジュリアン・ディックス
（ウェストハム・ユナイテッド アシスタントコーチ）

「（ビリッチ監督とは選手時代に同僚だったことも、対戦したこともある）

我々はしばしば共にタバコを吸ったり、お酒を飲んだりしたものだ。また、お互いにヘビーメタル・ミュージックが好きだったんだ。

良いルームメイトだったよ。出会ったときから上手くやっていた。彼と対戦したときに貰ったエヴァートンのユニフォームは、今でも大事にしている。

彼のことを惨めな男だと言う人もいる。しかし、彼はそうではないんだ。良いユーモアのセンスを持っているし、楽しい男だ」

「（ビリッチが貴方をコーチに指名したとき、懐疑論もあった） 監督は、私から何を得ることができるかという点を理解している。そして、それは真実だ。

彼は私に何かを尋ねることができる。そして、私は真実を話すだろうということを彼は知っている」

「（現役時代は、その激しいタックルから『ターミネーター』と呼ばれていたね？）

私のような選手は、現代にはいないね。もし私が今プレーしていたら、まあピッチの中にはいないだろう。

最初の試合のことを覚えている。エヴァートンの選手を肘打ちした。観客は混乱状態になり、相手はピッチに倒れた。それが私のスタートだった」

【次ページ】「グラントの時は酷かった」