12日、『Sunderland Echo』は「サンダーランドの新監督になったサム・アラーダイス氏は、イングランド代表の候補になっていたことを明かした」と報じた。
これは『The Sun』に連載されている自叙伝で明かされたもの。時は2006年、ワールドカップを終えてスヴェン・ゴラン・エリクソン氏がイングランド代表を退任したころだ。
ボルトン・ワンダラーズで実績を作っていたアラーダイス氏はイングランドサッカー連盟(FA)による最終的な後任候補に入っており、会談も行っていたという。
最終的にはスティーヴ・マクラーレン(現ニューカッスル・ユナイテッド監督)が選択されることになったが、アラーダイス氏はいつかイングランド代表の仕事をしたいと明かした。
サム・アラーダイス
(サンダーランド監督)
「私はそのチャンスを持っているべきだし、あの頃よりも良い監督になっている。私はそれがいつ再び回ってくるにしても勝算がある。
それは虚栄心、あるいは自分の重要性を高めようというものではない。実績を考慮すれば、私はそう考えるということだ。
私は野心的であるし、まだイングランド代表の仕事を求めている。しかし、上手くやっているにもかかわらず、今はチャンスが少ない」
「(デイヴィッド・ベッカムとの会談もあった?)
デイヴィッドは『次の監督はチャンピオンズリーグ、あるいはワールドカップで指揮した経験が必要だ』と話した。私はそれに同意しなかった。
私はマドリードでデイヴィッドとランチを頼んだ。彼は私が真剣であると見てくれたと思うし、私がやれるということを信じてくれただろう。
彼がもしFAから私のことを尋ねられていたら『問題ない』と答えていただろうが、彼は自分に発言権があるとは思っていなかった」
「(FAとの会談は?)
私はFAの聞き取りで驚くような話し合いをしたかった。だから私は微に入り細を穿つPowerpointの資料を作っていった。何も不足はなかった。
ただ、面接会場でブライアン・バーウィックCEOから『Powerpointの機材がない』と言われてね。私はパネルに張るためにファイルを印刷しなければいけなかった。FAも進歩したもんだよ」