24日、イギリスで最も有名な慈善活動の一人であったカースティ・ハワードが20歳で死去した。

1995年に生まれた彼女は先天的に心臓が前後逆になっており、世界でも2名しかいない希な病気を抱えていた。

幼少期から酸素吸入が常に必要になり、4歳まで生きられないと言われていた彼女であるが、治療の結果奇跡的に命を長らえていた。

彼女は自分の名前を使った慈善財団を設立し、多数の募金活動やチャリティーで活躍し、数多くの表彰を受けてきた人物である。

2001年に行われたワールドカップ予選のイングランド対ギリシャでともに入場したデイヴィッド・ベッカムとも、その後コモンウェルス・ゲームスでも再会するなど長く交流を続けていた。

しかし、カースティが20歳の誕生日を迎えて間もない24日朝、家族に見守られながら息を引き取ったと発表された。彼女が生涯で少年ホスピスに寄付した額は実に750万ポンド(およそ14億円)に及ぶものだったという。

これを受けてデイヴィッド・ベッカムは自身のインスタグラムで以下のように投稿し、彼女の死を悼んだ。

デイヴィッド・ベッカム

「この若き女性が長年どれだけ素晴らしいことをしてきたか、言葉では言い表せない。カースティは末期的な病気に苦しむ子供達のために何百万ポンドを集めてきた。

ギリシャとの予選で私は彼女と会い、それがラッキーチャームになった。いくつかの驚くべき瞬間をともにして、勇敢な人物に会うことでインスピレーションを貰ってきた。

私の愛、そして心は、このような印象的な女性を失った家族や姉妹とともにある。安らかに眠って欲しい」

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