金森は今シーズンここまで6ゴールを決めているが、そのうち3つがベストゴールにノミネートされており、フィニッシュの才能も秘めている。

J1昇格を目指し快進撃を続けるアビスパは、井原正巳監督を筆頭に守護神の中村航輔ら守備陣の働きぶりが注目されている。だが攻撃面では金森がいいアクセントとして機能しているのだ。

昨年のアジア大会・準決勝の韓国戦ではパワープレーの時間にまで突っかけるなど、持ち過ぎる部分がないわけではない。しかし7月に行われたU-22コスタリカ戦でのゴールがそうであったように、とことんまでに仕掛ける若武者の姿は見ていて清々しい。どことなく尖った雰囲気も、若い頃の前園に似ていないだろうか。

金森はその顔立ちから「博多のネイマール」とも呼ばれている。日本でネイマールといえば、「古都のネイマール」こと奥川雅也(FCリーフェリンク)が有名で、五輪代表チームでは彼と同じポジションを争うことも予想される。

そんなライバルたちと切磋琢磨するなかで前園が切り開いて以降連続出場を続けている五輪の出場を決め、日本に新たな奇跡を、いや今度は軌跡を作ってほしいものである。

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