1日に行われたオランダ・エールディビジの第11節で、下位に沈むADOデン・ハーグがホームで2位フェイエノールトを破る波乱があった。

フェイエにはADOから引き抜かれた選手が複数おり、また、昨季までADOのエースを務めたクラマーが先発起用されたこともあって試合は異様な熱気に。その雰囲気に背中を押されたADOは開始から最前線のハーフナー・マイクを使ったロングボールを多用し、フェイエのゴールをたびたび脅かす。

緊迫したなかで均衡状態が続いたが、決勝ゴールは意外な形から生まれた。

69分、右サイド深くまで侵入したスハーケンの低いクロスに左サイドのドゥプランが中央へ飛び込むも、フェイエの守備陣がこれをカット。ボールは高く上がり、ADOのバッカーが再び頭で押し戻すが、何でもない浮き球であった。

しかし、なんとフェイエのDFスフェン・ファン・ベークが右足でクリアしようとして大失敗!当たり所が悪く、ボールは自陣のゴールへ吸い込まれてしまったのだ。

ADOはこの信じられないプレーから生まれた1点を守り切り、8月15日以来2か月半ぶりの勝利。一方引き分けを挟んで5連勝中、公式戦8試合負けがなく、ミッドウィークの国内カップ戦で宿敵アヤックスを破っていた絶好調のフェイエノールトにとっては、想定外の取りこぼしとなった。

先発フル出場したハーフナーはゴールこそ奪えなかったものの、ロングボールを頭で落としたり、高い跳躍から胸でコントロールしてシュートを放つなど、惜しい場面を何度も作って殊勲の勝利に貢献している。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい