『Ahram』は「エジプトサッカー協会の最高経営責任者(CEO)を務めるタールワート・スワイラム氏は、国内リーグのスタジアムが会員制になることを発表した」と報じた。

2012年2月に発生した大規模な観客暴動事件により70名以上が死亡したエジプト。その後国内のサッカーは混乱を続けており、幾度も中止と再開を続けてきた。

観客の入場についても現在は制限されている。今年2月に部分的な解放を行ったところ、ザマレクのサポーター19名が死亡する将棋倒し事故が発生したことによって、まだファンが観戦できない状況となっている。

しかしついにエジプトサッカー協会は2016年2月から観客の入場を許可する方針を示し、先日それが公式に発表された。

そして、そのために導入されるのは新しい登録システムで、ほぼ「会員制」と呼べるものになるようだ。

観戦を希望するファンはシーズンカードを取得しなければならず、そのためには内務省に個人情報を登録する必要がある。

チケットを購入するにもこれが必要となり、さらにスタジアムに入場する際にも電子認証を行わなければ許可されない。

厳しい登録システムの導入で、エジプトサッカーから暴力は消えるのだろうか? これが成功すれば、かつてのアフリカの盟主が復活する時も近いかもしれない。

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