16日、『Daily Star』は「フランス代表GKウーゴ・ロリスは、イングランドとの親善試合を開催することに支持を表明した」と報じた。

先日発生したパリでの同時多発テロ事件は129名の死者を出す惨事となり、あと一歩でスタッド・ドゥ・フランスの中でも爆発が起こる可能性があったということで大きな衝撃を与えた。

サッカー界にもその波紋は広がっており、ベルギー対スペインのフレンドリーマッチはセキュリティ上の懸念から中止となっている。

その一方、フランス代表チームはウェンブリーでイングランド代表との親善試合を予定通り開催することになり、その決断には賛否両論が巻き起こっている。

しかし、会見でウーゴ・ロリスは試合開催の決断を支持するコメントを発表し、団結を見せるための素晴らしい機会だと話した。

ウーゴ・ロリス
(フランス代表GK)

「ノエル・ル・グレ会長は最高の決断をしたと思う。試合をするということをね。そう思っている。

もちろん、我々は人間であるし、迷ってはいた。プレーするべきか、止めるべきか。家に帰るべきか、共にここに残るべきか。

しかし、監督やテクニカルスタッフは良くマネージメントしていたと思う。

この3日間は少し劇的な時間だった。我々は共に朝を迎え、共にクレールフォンテーヌで時間を過ごした。

我々はこの1時間半において、ここから抜け出すことに挑戦していくだろう。そこでは、選手達から多くの感情が迸る。そして、一致団結した素晴らしい瞬間になるはずだ。

それは我々にとって、品格を見せるための機会になる。そして、イングランドの人々とこの瞬間を共有する」

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