こんにちは、駒場野です。
前回に続く、横浜ゴム本社でのインタビュー記事です。前回は現状解説を踏まえて、横浜ゴムがチェルシーFCのスポンサーになった理由や東京モーターショーでの展示についてうかがいました。
今回はその続きで、日本との関係、このスポンサー契約で横浜ゴムが得たいと考えていることについて、お話をうかがいました。
今シーズンでの期待
関口:トロフィー展示に立ち会ったスタッフに対して「今シーズンのチェルシーは調子が悪いですね」という質問が来て困ったという話は聞いています(苦笑)。
- 記者会見に登場されたチェルシーFCのマネージングディレクター(MD)、クリスチャン・パースロー氏は、「何を言ってるんだ、大丈夫に決まってるじゃないか」という感じで自信満々でしたが(笑)。
関口:今でも夜中にずっとテレビで応援しています(笑)。
- ただ、パースロー氏は、「前のスポンサーだったサムスンも我々との契約期間中に世界的な企業になった、だから横浜ゴムもそうなって欲しい」とおっしゃっていました。もちろん、横浜ゴムさんもそうお考えですよね。
関口:もちろんチャンピオンになってくれれば一番良いのですが、成績に関係なく、いろいろなファンの方にアピールはできます。我々もサポーターの一員になったので、一緒に戦いましょうという姿勢を持っています。
≪記者発表後、横浜ゴムブースで写真撮影中の野地彦旬代表取締役社長とチェルシーFCのクリスチャン・パースローMD≫
- そういうご姿勢は、ベルマーレなどでのスポンサーを通じてご経験されていますね。
田中:元々実力のあるチームですから、これから立て直してくれると信じていますし、来年以降はまた強さを発揮してくれるでしょう。
- 一方、UEFAチャンピオンズリーグでは比較的順調ですね。
関口:前回、チェルシーが欧州制覇をした時も、プレミアリーグでは6位でした<2011-12シーズン>。ですので、今シーズンはこちらに大いに期待して、優勝してもらいたいなと思っています。その方が欧州全域や全世界での効果は大きいと考えています。
- チャンピオンズリーグに優勝すると、クラブワールドカップです。来年は日本開催ですが、契約の際にはそこまで視野に入れてらっしゃいましたか?
関口:そこまでは考えていませんでした。ただ、2016年までの日本開催は決まっていますので、ぜひ来年は来ていただきたいなと。
- クラブワールドカップに出た時も、「YOKOHAMA TYRES」が胸に入るのですね。
関口:ユニフォームの胸のロゴについては基本的に全ての大会で入る、包括的な契約になっています。