29日、イングランド・プレミアリーグのチェルシーは公式サイトでジョゼ・モウリーニョ監督のインタビューを掲載した。
今季苦しい時期を長く過ごしたものの、徐々に結果が出つつあるチェルシー。風当たりが強かったモウリーニョ氏についても、解任の噂は終息しつつある。
取材に答えたモウリーニョ氏は以下のように話し、経験の蓄積によってより良い監督になってきたと答えている。
ジョゼ・モウリーニョ
(チェルシー監督)
「私はより良い監督になっていると思う。なぜなら、経験を蓄積し、そして分析し、それらから学んできたからだ。
ピッチでやること全てから学び、そのフィードバックから学ぶ。全ての意思決定、全ての判断、全ての敗北、全ての勝利、全てのゴール、全ての失点から、私は考え、学ぶ。
監督はそういう仕事だ。それを止める日が来るまで、毎日改善を続けていくものだ。フィジカルやメンタル、それ以外の問題で上下する選手とは違う。
この仕事は、常に経験の蓄積が人をより良いものに変える。私は今後の10年でもそうしていくだろう」
「私は勝利の幸せなしに生きていくことも学んだ。チャンピオンになるという目標なしにどうやって自分を動機付けしていくかを学んだ。
それは、常に勝利を味わってきた者にとっては難しい――ウニオン・レイリア時代を除いて、チャンピオンになるという目標を持っていた者にとっては。」
「(アザールがノリッジ戦で復活の兆しを見せたが)
私にとって10番とは多くのことをやる者だ。ボールを持っていても、持っていなくても。
チームの中で特別な選手である。このシステムでは中盤が2枚で、10番の選手には多くのものを要求する。全てのポジションが重要だが、10番はさらにそうだ。
10番には点を取って貰いたい。ボックスに入って貰いたい。マッカビ・テル・アヴィヴ戦で決めたオスカルのように。
10番とは、ボールを失ったときには8.5番の役割をし、ボールを持ったときには9.5番であるものだ」