『Express』は「イングランド・プレミアリーグのリヴァプールとチェルシーが、マルセイユのカメルーン代表DFニコラ・エンクルの獲得に向かっている」と報じた。

彼に対してはイタリアのフィオレンティーナ、ラツィオも獲得を検討しているとのことで、競争はかなり激しそうだ。

ニコラ・エンクルは1990年生まれの25歳。サミュエル・エトーなどを輩出したカジ・スポーツ・アカデミーの出身で、2007年にモナコに移籍してプロデビューを果たしたセンターバックである。


18歳からカメルーン代表にも名を連ね、日本代表と対戦して敗れた2010年ワールドカップにも出場。

2011年には多くのクラブから注目される中で近隣のマルセイユを選び、それから5シーズンを過ごしてきた。

180cmと小柄であるが、豊かなスピードとフィジカル、ジャンプ力によってサイズをカバーするプレーが魅力。一時はリーグ・アンでパス成功率でもナンバーワンになったこともある。

彼は今季でマルセイユとの契約が満了となる予定で、それを延長することにはあまり前向きでないと言われている。

昨季はジニャック、アンドレ・アユーをフリーで放出したマルセイユ。彼らの成功を考えれば、多くのクラブが3匹目のドジョウを狙いに来るのも頷けるところだ。

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