6月5日、『Supersport』は「マルセイユのヴァンサン・ラブルヌ会長は、カメルーン代表DFニコラ・エンクルがリヨンに移籍するのではないかという噂を否定した」と報じた。

モナコから2011年に加入したニコラ・エンクルは、これまでの4シーズンで欠かさず最終ラインの中心選手として出場し、チームを支えてきた。一時はパスの成功率でも最上位にランクインされるなど、攻撃面での貢献にも定評がある。

エヴァートンやニューカッスルなど国内外のクラブから興味が示される中、先日はリヨンが彼の獲得に向けてオファーを送っていると報じられており、エンクル自身も真剣に考えていると伝えられた。

しかし、マルセイユの会長を務めるヴァンサン・ラブルヌ氏は、リヨンにはエンクルを買うのは無理であると釘を刺し、移籍はないと断言した。なお、マルセイユは先日DFジェレミ・モレルをリヨンへフリーで放出している。

ヴァンサン・ラブルヌ
(マルセイユ会長)

「リヨンはニコラ・エンクルを購入するための手段は持っていないよ。

パリ・サンジェルマンがアレクサンドル・ラカゼットを買うとしたら1億ユーロ(およそ135億円)が求められるように、リヨンもエンクルを買えるだけの手段はない。彼らにとっては残念なことだろうがね。

これは単純に言って、現状では話すべきこともないジャーナリストの間の議論に過ぎない。エンクルはリヨンに行かない。いや、他の何処にだって行きはしないのだ」

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