パリ五輪予選のU23アジアカップ。準々決勝では日本が開催国カタールを破った一方、韓国がインドネシアにPK戦の末敗れ、実に40年ぶりとなる衝撃の予選敗退を喫した。
アジアの五輪出場枠は3.5。ベスト4に入った4チームのうち、決勝へ進出あるいは3位決定戦に勝利した計3チームが出場権を手にする。
そして4位となったチームは、3位決定戦の1週間後の5月9日(木)、アフリカ予選4位のギニアと一発勝負で対戦。このプレーオフの勝者が、五輪出場16チームの“最後の椅子”を手にすることになる。
天国か地獄か―。まさに決戦と言える大陸間プレーオフだが、FIFAが4月5日に発表した試合会場は、なんとフランスのクレールフォンテーヌだった。
パリ郊外に位置し、キリアン・エムバペやティエリ・アンリなど数多のフランス代表選手を輩出していることで知られる国立サッカー養成所。森に囲まれた静かなロケーションで、A代表の練習場として使用されることも多い。
おそらくこの中にある陸上トラック付きの会場で試合は開催されるとみられる。
一応メインスタンドはあるが、収容人数は200~300人程度。
フランス代表の試合が開催されることもあるが、あくまで世代別だ(写真もU-23女子代表)。
そんな長閑な場所で、五輪出場をかけた大一番が開催されることになる模様。
東南アジアは列強に食い込むか。評価急上昇中のインドネシアが見せる野心と実力
仮に日本が4位となってしまった場合はもちろん、サッカーへの熱狂度は世界屈指とも言われるインドネシアがプレーオフに回った場合を想像すると…。
FIFAは今からでももう少し普通のスタジアムを確保したほうが賢明かもしれない。