『Daily Mail』は「レスター・シティのGKカスパー・シュマイケルは、父親と比較されることについて語った」と報じた。
マンチェスター・シティの下部組織で育ち、2004年にトップチームに昇格したカスパー。その後ダーリントン、ベリー、フォルカーク、カーディフ、コヴェントリーに貸し出され、ノッツ・カウンティ、リーズでプレーした。
2011年から所属したレスター・シティでプレミアリーグ昇格を成し遂げ、今季は好調を続けるチームの守護神として活躍している。
かつてのレジェンドであるピーター・シュマイケルとの比較も収まってきたのではないかと感じられる状況にあるが、どうやらそうでもないようだ。
カスパー・シュマイケル
「(父親との比較は?)
毎月毎月悪くなってるね。僕は良くなると思っていたんだけど。何故かは分からない。何らかの理由で、人々はこれまでよりもそれに興味を持っているんだろう。
いくらかの人々は『そのような意味で言ったのではないが…』と言うんだけどね。皆そう言うんだ。
これは自分のキャリアを助けるものじゃなかったね。正反対だったと感じている。もしそれがなければ、もっとプレミアリーグでプレーできていたかもしれない。
問題は、僕はもう29歳だということだよ。結婚しているし、二人の子供もいる。しかし、人々はまだ僕を誰かの子供だとみなしている」
「僕が29歳だというと、人々は驚くんだ。『本当に?』とね。いつか、40歳になってもまだプレーしていれば、成熟した人物だと考えられるのかもしれないね。
そういうことには全く関心はない。僕はその中にいるからね。ただ、それが広まっていることには興味を持てない。全く退屈なもので、無関係だ。
人々はそれについて話すし、彼らの特権でもある。しかし僕は無関係だ。
誰もが物事を簡単に考えようとするが、そうではない。僕が育った世界は全く違うんだ。いつもそう話したいと思っている。
18歳でプロになるまでの人生は、他の多くの人々と同じだった。多くの選手と同じようにそれを得たんだ。
僕は物心がついたときからそう感じていたよ。自分が守るゴールの後ろにいる人々が囁くのが聞こえるんだ。『彼がピーター・シュマイケルの息子だよ』ってね」
「また、僕の父親はそれを憎んでいる。そして彼は冷酷だ。
我々は2週間前に食事を摂るため外出したんだ。そして数人の人たちがやってきて、彼の手を握って言ったんだ。
『あなたは伝説だ。息子はうまくやっているが、あなたほどは良くない』
父は彼を見て言ったんだ。『息子を侮辱して逃げるつもりで来たのか?』とね。
僕はもはやそのようなことに同意しない。父はいつもそのようなことから守ってくれた。僕も、僕の姉妹も。自分も同じだ。
妻もそのようなものを憎んでいる。彼女はそのような人生を送らない。僕の子供がそのようなものに晒されることも望まない」