エレガント編
一方、フリーキックは誰かがシュートしなければいけない決まりはない。パスを選択することも可能だ。
ゴールにならなかったが、偉大なプレーだと称されたのが2014年8月のミドルズブラのセットプレーである。ぽんぽんとパスをつなぎ最後はスペイン人FWキケがシュート。惜しくもバーミンガムGKダレン・ランドルフに阻まれ得点ならず。惜しいシーンであった。ミドルズブラを率いるアイトール・カランカ監督は「素晴らしい結果とパフォーマンス、とてもよかった」と語っている。
ミドルズブラのケースと違いきっちりとゴールになったケースが遂に誕生した。それがMLSでレアル・ソルトレイクがコロンバス・クルー相手に決めたこのゴールだ。ルーク・モルホランドからカイル・ベッカーマン、ジョアオ・プラタと続き最終的にオルメス・ガルシアがゴールを決めた。このゴールは51.7%という高い得票率を得て同週のゴール・オブ・ザ・ウィークに選ばれている。サッカーでも新体操のように技術レベルが採点されるならば“E難度”といったところだろうか。
いかがだっただろうか?今回は8つのプレーをとりあげたが、まだまだインテリジェンスを感じるプレーはたくさんある。今回取り上げられなかったゴールも次回、次々回と続けられたら幸いである。