『Evening Standard』は「トッテナム・ホットスパーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、記者会見で『クラブはハリー・ケインを売りたい』と言ってしまった」と報じた。
現在レアル・マドリーから興味を示されているというハリー・ケイン。生え抜きのニュースターが退団するかもしれないという噂をメディアが報じている。
日曜日に行われるレスター・シティとのFAカップに向けた記者会見に臨んだマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、これらの噂についての質問に答えた。
ところが、コメントの中でDon'tを言い忘れたことによって大変なニュアンスに……
マウリシオ・ポチェッティーノ
「時に監督は、誰かを売るつもりはないと言う。その選手は売り物ではないと。しかし、もし選手がチームを離れることを求めた場合には、多くの場合そのようなことが起こってしまうものだ。
この場合、よいことはトッテナム・ホットスパーが彼(ハリー・ケイン)を売りたいという点だ」
「(通訳に指摘されて)
Want? Don't want? すまない、英語を間違えた。
(トッテナムが)彼を売りたくないと言うことだ! Don'tだよ! 彼を売りたくないってことだ! ハリー・ケインは我々のところに残りたがっているよ!」
ポチェッティーノ監督の言葉は『トッテナムが彼を売りたがっているのはいいことだ』というニュアンスになってしまい、通訳に指摘されて慌てて訂正。
イングランドで長く仕事をしているポチェッティーノ監督であるが、それでもやはり母語ではない言葉でのコミュニケーションは完璧とは言えないようだ。外国で監督をすることの難しさを感じさせる出来事である。