フッキ、エメルソン、古くはアモローゾ…彼らはJリーグを経て羽ばたいたブラジル人だ。ムラーリャのフラメンゴ移籍は彼らの後に続く大出世といえるが、この経歴を見ると、半年だけプレーした日本での経験が生かされたのかは分からない。

しかし、ムラーリャはフラメンゴ加入が決まった会見のなかで、日本時代のことを言及していた。

「プロとして、人生として、とても良い経験になったんだ」

簡素で直接的には語っていないが、日本でプレーしたことが後の活躍に繋がったようなのだ。

かつて鹿島アントラーズでプレーしたダニーロは、来日前から有名な選手だったが、Jリーグでプレーしたことがさらなる成長に繋がったことを話している。日本でプロ意識を磨いた彼は帰国後にコリンチャンスでリベルタドーレスとクラブW杯を制し、36歳になった昨年も全国選手権制覇に貢献した。

アレックス・ムラーリャもまた、Jリーグ経由で世界的な名門クラブへの扉を開いたのだ。

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