キム・スンギュ / 김승규 / 金承奎
蔚山現代→ヴィッセル神戸
このたび、2016シーズンの新戦力として、韓国Kリーグ蔚山現代よりGKキム スンギュ選手(25)が、完全移籍にて加入することが決まりましたのでお知らせいたします。https://t.co/QBzHC241q3 #vissel pic.twitter.com/0hwn81Atss
— ヴィッセル神戸 (@vissel_kobe) 2016, 1月 5
蔚山現代の下部組織で育成され、16歳でドラフト指名を受けたというゴールキーパーだ。18歳でKリーグでの初出場を果たし、キム・ヨングァンのサブを数年務めた後、2012年の終盤からレギュラーを奪取した。
デビューからレギュラーまではしばらく時間がかかったものの、その後はKリーグベストイレブン1回、Kリーグ・オールスターの2年連続GK部門投票1位(昨年は出場辞退)など順調にキャリアを積み重ねている。
ロンドン五輪のチームを率いていたホン・ミョンボ監督は、クラブで出番が少ない頃から彼を起用していたものの、本大会ではチョン・ソンリョンのオーバーエイジ選出によってメンバー落ちを喫する。
しかし逆に2014年ワールドカップでは、大会中にそのチョン・ソンリョンからポジションを奪い返すことに成功した。
187cmという大柄な身長を持ち、優れた反射神経とセットプレーでの対応力を備える。昨年夏にはギリシャの名門オリンピアコスからもオファーが来たという。
彼は12月に行われたホン・ミョンボ氏主催のチャリティーマッチを終えたあと、「蔚山に長い間留まっていた。新しい環境で新たなスタートを切らなければならない」と話した。
契約は残り1年だった。FA権を取得していたチョン・ソンリョンとは違い、いくらかの移籍金が発生しているものと考えられる。
『朝鮮日報』は「韓国人GKの海外進出では史上最高額の移籍金となる15億ウォン(現在のレートでおよそ1.4億円)が発生した」と伝えている。
ちなみに、韓国人GKの移籍で最も高額の移籍金は2011年に水原へと移籍したチョン・ソンリョンの20億ウォン(現在のレートでおよそ1.9億円)である。