長谷川アーリアジャスールは先月末にスペイン2部レアル・サラゴサとの契約を解除し退団となった。彼を重用していたランコ・ポポヴィッチが昨年末に監督から解任されていた影響もあると見られている。
さて、サラゴサは2月1日になって、フアン・クリオとアルベルト・ギティアンを補強した。
Culio y Guitián, presentados en La Romareda como nuevos jugadores del Real Zaragoza https://t.co/UKDP2X5Oka pic.twitter.com/V3mo2DFy2b
— Real Zaragoza (@RealZaragoza) 2016, 2月 2
そのうち、ラス・パルマスからやって来たアルゼンチン人MFクリオは新加入のお披露目会見で、いきなりサポーターからブーイングを浴びせられていた。
このような事態に至った理由について、『Marca』が伝えている。それによれば、その原因は昨年6月21日の出来事で、昨シーズンの1部昇格プレーオフを巡るものだそう。
昨2014-15シーズンのスペイン2部でラス・パルマスとサラゴサは1部昇格を賭けたプレーオフ決勝で対戦。1stレグではサラゴサが3-1で勝利したが、2ndレグはラス・パルマスが2-0で勝利。2戦合計スコアは3-3だったが、アウェイゴールの差でラス・パルマスが実に14年ぶりとなる1部昇格を掴み取った。
ビハインドを跳ね返し逆転で昇格を決めたラス・パルマスのお祝いが行われたのが昨年6月21日。そこで、クリオはサラゴサと当時監督だったポポヴィッチを揶揄する発言をしていたのだ。
クリオは「心からポポヴィッチに捧げる」というような皮肉を述べつつ、全てがサラゴサを祝うために準備されていたが、今日祝うのは俺達だ!というような挑発的な発言をしていたという。
この言葉を覚えていたサポーターからブーイングが浴びせられたというわけ。ただ、クリオはその場でサラゴササポーターたちに謝罪。両者は和解し、一件落着となったようだ。
ちなみに、スペインでは元代表FWダニエル・グイサも同じような目にあったことがある。