マティプの強みの一つが、上背だ。

スラッとした長身のマティプは身長195cm(シャルケ公式サイト)。現在のリヴァプールのフィールドプレーヤーにこれほど高い選手はいない。

空中戦にも強く、ブンデスリーガでは通算17ゴールをあげているのだが…

『Opta』によれば、そのうち16得点がセットプレーからであるという。今季はこれまで3ゴールをあげているが、それらは全てヘディングによるもの。DFとしてはなかなかの得点力だ。

マティプの特徴はやはりアフリカ由来の身体能力にあり、スピードにも自信を持っている。

マティプは決して“フィジカルモンスター”ではない。体の幅はあまりなく、機動性も比較的高い。簡単に言ってしまえば、「高くて動ける」タイプの守備的な選手だ。

今季はここまでブンデスリーガで全試合にフル出場しているマティプ。ベネディクト・ヘヴェデスとマティヤ・ナスタシッチが怪我がちであることから、センターバックの貴重な戦力として重宝されているのだ。

【次ページ】今季のマティプをデータで見てみると…凄かった!