DF ガブリエル・エインセ

いいアルゼンチン人DFが、プレミアリーグでやっていくのは難しい。これまででNo.1はパブロ・サバレタだろう。だが、エインセは間違いなく2番手に近い。

というわけで、彼がオールド・トラッフォードからアンフィールドに来ていたかもしれない契約を逃したことについて、リヴァプールは忸怩たる思いだろう。エインセ自らもこの移籍を進めていたが、1964年のフィル・チスナル以来となる宿敵間の直接移籍とはならなかった。

彼は結局、レアル・マドリーへと移ったが、振り返ってみると(彼自身にとっては)悪くはなかった。

MF ギルフィ・シグルズソン

このアイスランドの魔法使いは、2014-15シーズンにはスウォンジーでリーグ2位となる10アシストを記録した。

スウォンジーではホッフェンハイムからのローンで在籍した2012年の半年間も目覚ましい活躍をみせた。その夏にはトッテナムへと完全移籍。その際、ブランダン・ロジャーズとともにリヴァプール入りするチャンスもあったのだが、それを拒否している。

「ブレンダンのもとで楽しんでプレーしていたし、彼が自分にしてくれた全てのことに感謝している。でも、熟考の末ベストだったのはスパーズだった」

その2シーズン後、スウォンジーへ復帰した彼はキャリア最高ともいえるプレーを見せている。

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