先週末、ギリシャ1部スーパーリーグの第24節が行われ、名門オリンピアコスがヴェリアを3-0で破り、43度目となるリーグ優勝を飾っていた

オリンピアコスが2月に優勝するのはこれが初めてのこと。

秋春制を採用するヨーロッパでこれほど早くにリーグチャンピオンが決定するのは珍しく、オリンピアコスがいかにギリシャで独走状態にあったかが分かる。

そんなオリンピアコスは2日、二冠を目指しPAOKとのギリシャカップ準決勝1stレグに挑んだ。

近年ギリシャではPAOKが力をつけており、オリンピアコスと覇権を争う関係にある。

そのため両者の対戦ではサポーターも熱くなり、スタジアムは凄まじいムードになりがちである。

こちらはこの日のスタジアムでの様子。

もはや火事であるが、ここまでであればギリシャでは比較的目にする光景である。しかし、トラブルは試合の最中に起こった。

【次ページ】試合終了間際に試合の続行が不可能に…