『Sina Sports』は、「バイエルン・ミュンヘンの次期監督に決まっているカルロ・アンチェロッティ氏は、コラムでリオネル・メッシについて語った」と報じた。
数年前から常に高いレベルで活躍を続けているリオネル・メッシ。
特にルイス・スアレスとネイマールというパートナーを得てからは、味方を最大限使いながら自身も貴重な点を決めており、さらに一段階上に昇っている感もある。今季怪我で離脱した期間がありながらも、既に決めたゴールは35を数える。
昨年夏までレアル・マドリーで監督を務めていたカルロ・アンチェロッティ氏は、何度も対戦したメッシに対しての戦略を以下のように語り、基本的に彼を止めるのは不可能だと書いている。
カルロ・アンチェロッティ
「リオネル・メッシをマンマークすることは、とても複雑なミッションだ。彼を止めるためのディフェンダーは非常に高いレベルであることが求められる。
メッシを止めるためのベストな方法は、チームとして守ることである。ラインの間をタイトに保ち、スペースを制限する。そして、彼がボールを触ることを許さないようにする。
それを実現するためには、中盤に多くの選手が必要になる。メッシのオプションを制限し、彼がボールを見る機会を減らす。少なくとも、危険な位置ではね。
我々は、メッシがウイングの位置からカットインしてくるのを好み、左足にボールを置いてくるのは分かっているんだ。
しかし問題は、バルセロナはメッシだけではないことだ。それ以外にも多くのオプションを持っている。
もしメッシだけに集中してしまえば、他のアタッカーがダメージを与えてくるのだ。
とはいえ、もしメッシが100%のコンディションにあれば、彼を止めることはもはや不可能だ。監督の戦略がどのようなものであるかにかかわらずね。
彼の巨大な才能は、次に何をやってくるかという点を予測不可能なものにしている。したがって、彼を静かにさせておく方法などというものはないのだ」