『Gazzetta dello Sport』は「サッスオーロのDFフランチェスコ・アチェルビは、精巣癌からの復活を語った」と報じた。
2013年に加入したサッスオーロでのメディカルチェックで悪性腫瘍が発見され、手術と化学治療を経験することになったアチェルビ。2014年3月にサッカーへの復帰を発表し、9月にピッチへと戻ってきた。
その後イタリア代表に選ばれるなど復活。今季は好調サッスオーロを支え、コッパ・イタリアの結果次第でヨーロッパリーグへの出場も夢ではない状況となっている。
フランチェスコ・アチェルビ
「(癌が発見された2013年6月から2年10ヶ月。その中で重要だったものは?)
1番大きかったのは癌を見つけたことだよ。癌という言葉は大きかったね。しかし、僕は2014年9月のサンプドリア戦で復帰を果たした時のことをずっと覚えているんだ。僕の未来はあの試合次第だったね」
「(上手く治療が進まなければどうなっていただろうか? キャリアは終わっていた?)
いいや。僕は戻ってきただろうね。ただ、もっと長くかかっていたかもしれないけれど。
代表チームに招集された時は特別だったね。アントニオ・コンテ監督が僕を抱きしめて話してくれたんだ。その一言一句を今でも完全に覚えているよ」
「(最初の化学療法はどうだった?)
なんだか半分酔っ払ったみたいな感じだったね。僕は朝8時から午後2時までそれをして、その後は『Italia Uno』(テレビ)を見ていたよ。
僕のお気に入りの番組は『Dr. House』(医療ドラマ)だったね」